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23 December

第17回 在庫管理とは③

在庫管理は経営を行う上で欠かせないものですが、どんな意味があるのでしょうか?
また、それを行うことでどういったメリットがあるのでしょうか?
在庫管理における目的を、原点に立ち返って見直していきます。

現品管理とコンピュータ管理

在庫管理は、扱うアイテムによって管理方法を使いこなす必要があります。
現品管理とコンピュータ管理、それぞれの特徴を掴んでおきましょう。

◎現品管理:
在庫を目視しながら行う管理方法。
消費期限・賞味期限があるものなどについては、現品管理によって扱う人間が常にチェックしておく必要があります。

メリット:
・数量に誤差が生じた場合、すぐに対応ができる。
・どこに何があるかを考えながら運営できるため、限られたスペースでも管理が簡単。

デメリット:
・在庫状況が読みにくく、数量把握が難しい。そのため思わぬ欠品により、チャンスロスが生じることも。
・在庫があるという「思い込み」により発生する「ヒューマンエラー」の可能性。
・管理する人間がある程度の知識を持っていないとうまく機能しない。

◎コンピュータ管理:
バーコードや端末・パソコンを用いて行う管理方法。
倉庫管理など、多くの種類を管理する際には欠かせません。

メリット:
・在庫状況が瞬時にわかるほか、需要予測等も立てやすい。
・過去の実績などから、どのアイテムが必要となるのか、どんな時に欠品の恐れがあるのかがすぐにわかる。
・アイテムに関する知識がなくとも、バーコードやロケーション管理などですぐにピッキングが行える。

デメリット:
・倉庫の実情理解に時間がかかる場合がある。
・どんなアイテムが本当に不足しているのかは、人の目を使って確認しなければならない。

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