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March
第35回 商品管理システムとは③
多くの商品を扱う小売店舗では、その商品の仕入れや在庫などを適切に管理できているかが重要です。
この業務を効率化するための画期的なシステムが、商品管理システムです。
ここでは、このシステムについて詳しくご紹介します。
インターネットを駆使したシステムだからこそ
近年インターネット業界では、クラウドサービスに注目が集まっています。
仮想空間を構築し、手軽なデータの保存や共有を可能としているものです。
商品管理システムにも、これと似た仕組みが取り入れられています。
商品データや店舗情報、メッセージなどを、ネットワークで繋がったスタッフ間で共有し合うことができ、スピーディーな連携が取りやすくなっているのです。
また、本部から離れた店舗で発生した問題などにも、いち早く対策を講じることができます。
情報共有に伴うメリットの中でも特に注目すべきものとしては、販売単価の共有が挙げられます。
同一商品を店舗ごとに異なる価格で販売すると、顧客の混乱を招く要因にもなりかねません。
店舗間で情報を共有することでこのようなロスを防ぐことにつながりますし、価格変更が決定した際にも、スムーズに指示が出すことができるでしょう。
また、顧客別に単価を設定する時にも役立ちます。
得意先との取引では、特別に利率を下げたり割り引いたりといったサービスを行うことが少なくありません。
こうした流れも、営業マンが個別に引き継ぎをしなくても、システム一つで的確に伝え合うことができます。