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April
第38回 エクセル在庫管理のメリット・デメリット②
Microsoftから提供されているエクセルは、多くの事業所で利用されている表計算ソフトです。
関数やマクロを利用すると在庫管理ソフトとして使えるほか、WEB上のテン プレートを利用すれば、無料でさまざまな機能を利用できます。
そこで、今回はエクセル在庫管理のメリット・デメリットについてご紹介します。
リアルタイムな在庫状況が確認できない
エクセルは手作業で入力する部分が多く、入庫や出庫業務が一通り終わったあとに集計する可能性が少なくありません。すると、受発注業務自体も遅い時間になってしまい、仕入れ先への発注業務が翌日にずれ込んでしまうことがあります。
シートの共有が難しいことも、エクセルによる在庫管理の弱点です。ひとつの端末でエクセルを開いていると、他の端末からは更新作業ができず、作業の効率が低下するうえに、リアルタイムで在庫状況を管理するのが難しくなってしまいます。また、エクセルは基本的に他のソフトと連動していないため、一つひとつのファイルを更新しなければなりません。